2010年6月15日火曜日

メトロ2033感想

メトロ2033を3周+αして実績1000までいったので、感想などを。

個人的にはかなり楽しめた。とにかく独特の世界観が素晴らしい。地上は廃墟になっていて、地下鉄の駅に人が住んでいて、主人公は駅から駅に線路を通って旅をしていく、っていう設定がツボだった。

ゲーム中の演出がまた、この世界観をうまく盛り上げている。駅の人々の話し声を聞いていると、現在の人々の状況や戦争中の出来事なんかが分かってくる。主人公が持っている手動発電機は、ぶっちゃけゲーム性に何の影響も与えないアイテムなのだが、これをときどき取り出してキコキコ充電してると、終末の世界をサバイバルしてるなあ、という気分になる。

ゲームとして見れば、ゲームバランスが今ひとつ練り込まれていないというか、かなり大雑把というか。ステルスで進めようとしても、すぐに見つかってグダグダの銃撃戦になる。でも、普通に銃撃戦で正面突破するのも別段難しくはない。それどころか敵のど真ん中をダッシュで走り抜けて、そのまま逃げ切るのも簡単。

銃弾が貨幣の代わりになっている、という設定なのだが、銃弾も武器もアイテムそこら中で拾えるから買い物する必要がなく、よって貨幣の意味もない。唯一、ゲーム中盤で買えるステルススーツは超高性能なので、これ用に軍用弾100発は残しておいた方がいいかもしれない。

結局、ゲームバランスには多少目をつぶっても雰囲気作りを最優した、ということなのだと思う。

ところで、このゲームは「ホラー」みたいに宣伝しているが、前編を通して怖がらせたり驚かせたりする演出はまったくなかったように思う。ホラーというよりは、冒険という感じだった。

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